蝶の国から

日本や海外諸国の蝶を中心に興味深い記事を紹介します。

2023-01-01から1年間の記事一覧

1 匹のセイヨウオオマルハナバチ

にほんブログ村 毎年、エゾムラサキツツジが咲く頃、1匹のセイヨウオオマルハナバチがやってくる。 毎年、わが家の庭のエゾムラサキツツジが満開になる頃、どこからか1匹のセイヨウオオマルハナバチがやってきます。 その後、ずいぶん長いこと唯1匹で ブンブ…

オホーツクのエゾハルゼミ大合唱。

にほんブログ村 オホーツクのエゾハルゼミ大合唱。 エゾハルゼミYezoterpnosia nigricosta (Motschulsky,1866)は、北海道のみならず本州、四国、九州にも分布し、国外では樺太や中国にも分布するとされています。セミはカメムシの仲間らしいが、私にとってカ…

アマゾンの Lyropteryx apollonia アポロニアシジミタテハ。

にほんブログ村 アマゾンの Lyropteryx apollonia アポロニアシジミタテハ。 この美しいシジミタテハはペルーのアンデスアマゾン源流域の低山地密林でよく見かけた。 年中見られるが、雨季のほうが個体数が多く、より大型のものが多い。 羽根を大きく開閉し…

子供の日のジョウザンシジミ

にほんブログ村 子供の日のジョウザンシジミ 20XX-5-5 (日) 晴れ 28℃ この日は朝から快晴。無風。鯉のぼりもだらり。 オホーツクを代表するエゾムラサキツツジが咲き、庭のチューリップも満開。 庭のキタミフクジュソウも満開。 このような日はジョウザン…

雨季のアンデスアマゾン山岳地帯の蝶たち

にほんブログ村 雨季のアンデスアマゾン山岳地帯の蝶たち 5月上旬の南米ペルー、アンデスアマゾンの山岳地帯。シャンキーという山深いインディオ居住区に蝶採集の目的で出かけた。 ガイドのイバン氏は山のふもとでインディオの人に何がしかの心ずけ( 入山料…

グアテマラで採集されたシロモルフォ( M.polyphemus )について。

にほんブログ村 グアテマラで採集されたシロモルフォ ( M.polyphemus )について。 旭川医大寄生虫学教室の稲岡徹先生とは当時懇意にしていただき アニサキスやサナダムシ(日本海裂頭条虫)を共同研究したこともあります。 彼が中南米のグアテマラへ寄生虫調査…

2023年度北海道昆虫同好会総会のオークション。

にほんブログ村 2023年度北海道昆虫同好会総会のオークション。 2023-11-11( 土 ) 札幌は晴れ + 4.3 ℃ 寒い。 宴も一息ついた頃、恒例のオークションが始まりました。今回は出品がとても多く、時間的に全てをオークションにかけることが難しく、後半は各自…

2023年度北海道昆虫同好会総会・懇親会

にほんブログ村 2023年度北海道昆虫同好会総会・懇親会 新型コロナイィルス蔓延のため、毎年中止されてきた北海道昆虫同好会総会および懇親会、オークションがいつもの札幌ホテルニューオータニで4年ぶりに再開となりました。 2023-11-11( 土 )午後3時か…

札幌時計台に入ったら北大の大先輩たちと対面した。

にほんブログ村 札幌時計台に入ったら北大の大先輩たちと対面した。 札幌に住んでいたのは、もう半世紀も前のことで、当時は時計台はそれほどの観光資源的なものでもなく、私もとくに意識することもなく時計台のあたりを歩いていたのだと思います。 当時、札…

都市間バスで吹雪の石北峠を超えて札幌時計台へ  その壱

にほんブログ村 都市間バスで吹雪の石北峠を超えて札幌時計台へ その壱 2023-11-11(土) 4℃ 曇り~雪~吹雪~霧~晴れ とにかく寒い。 朝8時起床。かみさんによれば、早朝、北見市のわが家の庭にはうっすらと積雪があったそうだが ( 今期の初雪)たちまち解…

ミズナを食べるオオモンシロチョウ幼虫を発見。

にほんブログ村 ミズナを食べるオオモンシロチョウ幼虫を発見。 2019-9-10 (火) 晴れ 36度C 朝から晴れてとても暑い。 裏庭の家庭菜園のコマツナには例年のごとくオオモンシロチョウ 3令幼虫が多数見られる。 我が家の家庭菜園では、この時期、もっぱらコ…

黒い雪虫。

にほんブログ村 黒い雪虫。 北海道のオホーツクでは毎年10月下旬から11月にかけて雪虫が飛ぶと近々雪が降ることが多く、冬の前触れとしての風物詩になってきました。 しかし、2023年、まれにみる猛暑の夏に繁殖回数が増えたために札幌などでは雪虫が異常大発…

3年ぶり、2023年11月11日(土)、待望の北海道昆虫同好会総会開催のご案内。

にほんブログ村 3年ぶり、2023年11月11日(土)、待望の北海道昆虫同好会総会開催のご案内。 会員各位 今年の夏の暑さ、そして虫の少なさも異常だったと思います。 私も8月に入ってからほとんど採集にならずシーズン終盤です。来年に期待します。 早速ですが、…

ミヤマクワガタの大アゴにクモの巣。

にほんブログ村 ミヤマクワガタの大アゴにクモの巣。 20XX-10-12(金) 雨 のち 曇り 秋も深まり、わが家の庭の紅葉が綺麗なので少し撮影した。 何か地面にうごめくものがいるのに気づき、近ずいて見ると雨に濡れたミヤマクワガタのオスがよたよたと動いていた…

アンデスアマゾンの巨大なゴキブリ、怪虫など。

にほんブログ村 アンデスアマゾンの巨大なゴキブリ、怪虫など。 南米ペルー、アンデスアマゾンにチョウの採集に出かけたわけですが、チョウ以外の昆虫その他の生き物たちも見るもの全てが珍奇で目新しく、それこそ何でもかんでも夢中でデジカメ撮影しました…

ヒマラヤのチョウ代表、オオヤマミドリヒョウモン Argynnis childreni Gray, 1831

にほんブログ村 ヒマラヤのチョウ代表、オオヤマミドリヒョウモン Argynnis childreni Gray, 1831 北インド東部、ネパール、ブータン、から中国北西部にかけての山岳地帯に分布する、大型美麗なヒョウモンチョウです。 9月上旬のドチュラ峠への途中の原生林。…

エゾスジグロチョウ夏型オスの大吸水集団。

にほんブログ村 エゾスジグロチョウ夏型オスの大吸水集団。 202X-7-25 (土)曇り のち霧雨 18度C 午前9:30起床。 午前中は庭や畑の雑草とり。 昼食は 冷や麦。 午後、何となく釣に行きたいりモードになった。 そこで午後1時。近郊のヤマベとニジマスの多い…

とある秋の日と、セイヨウオオマルハナバチ。

にほんブログ村 とある秋の日と、セイヨウオオマルハナバチ。 閑話休題。 北国で南国の野菜ゴーヤを育ててみると、出来具合は毎年ケセラセラ。 この年は一応収穫できたが、やたら小さいのができました。 待望の自家菜園収穫のゴーヤでほろ苦いごーやちゃんぷ…

北海道北部晩期発生のエゾヒメギフ個体群を撮影。

にほんブログ村 北海道北部晩期発生のエゾヒメギフ個体群を撮影。 20XX-5-21 (日) 晴れ 強風 朝6時30分に北見市を出発。遠路、雄武町の晩期発生エゾヒメギフチョウ撮影に出かけた。 この時期、北見界隈ではエゾヒメギフの盛期は過ぎ、汚損した個体しか見ら…

ブータンでミダヌスルリマダラ♂翅表のギラギラとヘアペンシルを撮影した。

にほんブログ村 ブータンでミダヌスルリマダラ♂翅表のギラギラとヘアペンシルを撮影した。 XXXX-6-17 (木) 曇り 時々晴れ 一時 雨 暑い Puntsholing Bhutan. ブータン王国南部、インドのアッサムとの国境の町、プンツォリン郊外の河原で吸水中のミダヌスル…

ミヤマカラスアゲハとコクサギ。

にほんブログ村 ミヤマカラスアゲハとコクサギ。 コクサギ ( Orixa japonica ) は一属一種のコクサギ属ミカン科の落葉低木で朝鮮半島南部、中国大陸南部およびわが国では本州、四国、九州に分布しますが、北海道には自生しません。 ただ何事にも例外があり、…

エゾニュウの花に産卵するキアゲハ。

にほんブログ村 エゾニュウの花に産卵するキアゲハ。 20XX-7-31 (土) 晴れ のちゲリラ豪雨 この日、近郊のベニヒカゲ発生地に向かったのだが発生初期の10オスほどが見られたものの、ひたすら飛び回るメス探索飛翔中の個体ばかりで撮影は断念した。 帰路、偶…

花が好きなコヒョウモン。

にほんブログ村 花が好きなコヒョウモン。 コヒョウモン( Brenthis ino )に限らず、ヒョウモンチョウ類は、もっぱら各種の花に吸蜜に来ているのをよく見かけます。 メスグロヒョウモンとミドリヒョウモンは時に地面で吸水したり獣糞に来ますが、コヒョウモン…

コヒョウモンの蛹を食い破って大型寄生蜂1匹出現。

にほんブログ村 コヒョウモンの蛹を食い破って大型寄生蜂1匹出現。 2021-6-22 (火) 晴れ 26℃ 今回コヒョウモンの蛹は2個ぶら下がっていて、2個ともすでに中はガランンドウに見える。 しかし羽化したチョウは1匹しか見えない。 おかしいと思ってよく見ると…

コヒョウモンの羽化

にほんブログ村 コヒョウモンの羽化 採集してきたコヒョウモン終齢幼虫たちはすぐに摂食しなくなり漸次シャーレの蓋にぶら下がって垂蛹の形で蛹化し、約2週間で型通り羽化しました。 タイミングが合わず羽化の瞬間は見ることができませんでしたが、山から帰…

コヒョウモン幼虫が毎年みられる小沢。

にほんブログ村 コヒョウモン幼虫が毎年みられる小沢。 コヒョウモン(Brenthis ino) は本州中部から北海道で見られる小型のヒョウモンチョウ。普通、6月下旬から7月に羽化する。やや山地性で、よく林道沿いの花に吸蜜する。稀れなチョウではないが近年、減少…

オホーツク夏のチョウ、オオチャバネセセリ

にほんブログ村 オホーツク夏のチョウ、オオチャバネセセリ とある7月の終わり。曇り。 気温22度C。 北海道東部北見市近郊の林道。 アカマダラ夏型オスたちと一緒に、地面で吸水中のセセリチョウは、近年、温暖化とともに北上しつつあるイチモンジセセリかと…

オオモンンシロチョウ幼虫の体を食い破って多数の寄生バチ幼虫が出てきた。

にほんブログ村 オオモンンシロチョウ幼虫の体を食い破って多数の寄生バチ幼虫が出てきた。 2023-8-6(日) 朝から雨 27℃ 3日前にコマツナ畑からシャーレに取り込んだオオモンシロチョウ幼虫からおびただしい数の寄生バチ幼虫が出てきて、繭を形成し始めまし…

2023年8月上旬のオオモンシロチョウ。

にほんブログ村 2023年8月上旬のオオモンシロチョウ。 2023-8-3 ( 木) 腫れたり曇ったり 32℃ 北海道も30℃以上の猛暑日が、もう2週間連続で植物たちもやや水枯れ状態。 毎年、この時期になると庭の各種シャジン類が咲き始めるが花期が短い。 桔梗も意外と花…

ヨツバヒヨドリバナに吸蜜するコヒオドシ。

にほんブログ村 ヨツバヒヨドリバナに吸蜜するコヒオドシ。 7月下旬、北海道丸瀬布のとある林道。晴れ 30℃ 暑い。 少し前は、オオイチモンジが低く飛んでいた林道だが、この日はオオイチモンジの姿は消えて、ミヤマカラスアゲハ夏型の吸水集団があちこちにみ…