蝶の国から

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オホーツク夏のチョウ、オオチャバネセセリ

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オホーツク夏のチョウ、オオチャバネセセリ

 

 

とある7月の終わり。曇り。 気温22度C。 北海道東部北見市近郊の林道。

 

 

アカマダラ夏型オスたちと一緒に、地面で吸水中のセセリチョウは、近年、温暖化とともに北上しつつあるイチモンジセセリかと一瞬、ドキッとしましたが、よくみるとオオチャバネセセリ( Zinaida pellucida pellucida ) のオスでした。

 

近年、札幌付近まではイチモンジセセリがよく見られるようになったようですが、オホーツクの北見市ではまだ見たことがありません。

 

 

 

 

オオチャバネセセリのオスは丁度羽化しつつある時期でヨツバヒヨドリバナの花で吸蜜中の個体を撮影できました。白紋が見事なメスたちは1週間後あたりから増えてくると思います。

 

 

ヨツバヒヨドリバナに吸蜜するオオチャバネセセリは夏のオホーツクの原風景見たいな光景です。

 

北海道、とくにオホーツク地方ではごく普通種ですが、島根県などではオオチャバネセセリは絶滅危惧種とされているようです。

 

 

 

いつの間にかオホーツクではいたるところに見られるようになった外来種カラフトセセリのメス。ストローが長いのでシジミチョウ類などストローが短い小型の蝶が嫌う蜜源の深いアカツメクサにも好んで吸蜜します。

 

 

この日は、100頭規模のエゾスジグロチョウ夏型大吸水集団2つをせっせと撮影しました。

 

 

 

このほか、コムラサキ、シータテハ夏型、アカマダラ2化 サカハチ2化 メスグロヒョウモン♀、ミドリヒョウモン♂ 交尾中ワンペア、ヒメキマダラヒカゲ、オオチャバネセセリ、ミヤマカラスアゲハなどが見られました。

 

 

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