2021-01-01から1年間の記事一覧
アマゾンの蝶採り Agrias claudina lugens male. クラウディーナアグリアス。 日本なら正月気分の残っている新年、1月5日、アンデスアマゾンの奥地でやっとこのアグリアスに会えました。アジア系の蝶に慣れ親しんだ私にとってはあまりにも新鮮な外見、裏面も…
アマゾンの蝶採り 密林の中へ 南米ペルー、アンデスアマゾンのジャングルの奥の蝶採集基地の仮小屋までは相当遠い。川沿いに重たい私の荷物を背負って軽やかに登って行くのは現地の子供。小柄で中学生くらいだが日本の子供とは全く別な生き物みたいで、やた…
アドニスモルフォを青い銀紙トラップで採集。 久しぶりに南米で蝶採りに夢中だった頃の話です。 Morpho adonis アドニスモルフォ は南米ペルーのアンデスアマゾンの密林などに棲み、雨期でも乾期でも年中みられます。 毎朝7時に飛び始め、きっちり7時30分に…
透明なリンゴシジミの蛹 近年、ラブホテル前のウワミズザクラ群落、離農した農家のスモモ、河川敷のシュウリザクラ群落など発生木が目の敵みたいに軒並み伐採され続けており、北海道ではリンゴシジミは激減の一途。 最近では滅多にお目にかからない蝶になっ…
ネギボウズの花に吸蜜する2020年初見のエゾシロチョウ。 2020-6-12 (金) 晴れ 28度C 朝9:00.わが家の家庭菜園のネギ坊主の花にエゾシロチョウ1♂が吸蜜しているのを撮影した。 エゾシロチョウはもう1♂飛んでおり2020年度初見である。 セイヨウマルハナバ…
クルミの妖精、オナガシジミの羽化、指の皮膚にストロー。 2021-6-27 (日) 曇り 一時雨 夜、オナガシジミが羽化した。きれいな羽化個体。 生きているオナガシジミを見るのは本当に久しぶりだ。 羽根が伸びきったところで指をさしだすと、手乗りオナガシジ…
オナガシジミの終令幼虫と蛹 2021-6-12 (土) 曇り 25℃ 実は、まことに恥ずかしながら私のオナガシジミ飼育は悲惨な失敗に終わりました。 切り枝のクルミが芽を吹いて、やがて青々と葉が広がったのですがオナガシジミの幼虫の姿はなく、何かみたことのない…
クルミが芽吹き始めオナガシジミ越冬卵を芽の近くに付けた。 20XX-5-10 (日) 終日雨 雨降りでどこにも行けず 午前10:00 起床。 クルミが少し葉が出始めたので オナガシジミ36卵 を展翅針でクルミの枝に付けた。 卵から幼虫が孵化し、芽吹いたクルミの葉に…
オナガシジミ( Araragi enthea )の越冬卵 20XX-4-29(水) 晴れ 後曇り 時々雨 昨年秋に友人がオナガシジミの越冬卵をたくさん分けてくれたので、そろそろ孵化させようかと冷蔵庫から出した。 卵はオニグルミの越冬芽に近い部分に1~数卵づつが産まれてい…
エクアドルで昆虫標本搬出未遂邦人男性に禁固2年の判決 その後 2019年5月に南米エクアドルから昆虫やクモなど野生生物の標本を違法に国外に持ち出そうとしたとして逮捕された日本人男性(26)が裁判になり、結果禁固2年の判決をうけたとの新聞報道があり、この…
夏、炎天下の林道にミヤマカラスアゲハの吸水集団。 2020-7-31 (金) 晴れ 30℃ 暑い。 湧別川支流のYS川へ初めてオショロコマを見に行ったときのこと。 山奥の林道でミヤマカラスの給水集団を3カ所発見したが、そのうち一つは、気づかずにすぐ横を突っ切り…
手乗りカラフトルリシジミの撮影とカラフトルリシジミ異常型。 20XX-7-18 (土)曇り のち小雨 寒い 前述のごとく、叩きだし作戦で現れた3頭のうち2頭は触れんばかりに接近、接写しても全く逃げず急速な気温低下のせいで動きが相当鈍くなっているようだ。 試…
カラフトルリシジミの叩きだし撮影 20XX-7-18 (土)曇り のち小雨 寒い 落石湿原にもどると空はどんぐもり。風が強く吹いたりおさまったり。 風が吹き出すと急速に気温が下がり体感温度もぐんぐん下がる。 カラフトルリシジミはまったく見えない。 ウラジャ…
2021年、キアゲハ幼虫大発生とコルシカキアゲハ 閑話休題。 記録的な猛暑の夏であった2021年はなぜか野外でキアゲハの幼虫が大発生し、みなさん結構採集して、学校教材でも使用されたようです。 K さんは、200匹も採ってきて飼育していました。 先日、蝶友達…
春国岱のカラフトルリシジミを求めて 北海道の根室半島北側の付け根に海跡湖である風蓮湖がある。風蓮湖の東端に長さ8Km、最大巾1.3Kmほどの島状の砂州があり、普段は狭い水路で隔てられているため人間は容易に立ち入ることが出来ず、そのため赤エゾマツの森…
落石岬でカラフトルリシジミの探索 20XX-7-17 (金) 晴れ 強風 この日、昼食後1時間ほど落石岬へ行ってみた時のこと。 落石岬の駐車場から木道を25分ほど歩いて落石灯台へ着いた。 途中、戦時中の日本軍の無線送信所跡の建物があった。 落石岬はサカイツツ…
いまや微妙な立ち位置のセイヨウオオマルハナバチ ここで閑話休題です。 20XX-6-13 (土) 晴れ 31℃ 朝から良い天気。セイヨウオオマルハナバチが朝からブンブン羽音をたてて我が家の家庭菜園を元気良く飛びまわり、この日、初めてネギ坊主の白い花にきてい…
根室半島のカラフトルリシジミの現状と将来 20XX-7-17 (金) 晴れ 強風 この日、朝8:00 根室半島のカラフトルリシジミ撮影に出発。 北見→弟子屈→別海→厚床→根室半島のカラフトルリシジミ生息地 まで 北見から私にすれば超遠距離ドライブ約3時間。 午前11時…
ツルコケモモの花に吸蜜する根室半島のカラフトルリシジミ。 20XX-7-17 (金) 晴れ 強風 根室半島のカラフトルリシジミの主たる食草はコケモモやガンコウランではなくツルコケモモであることが現地同好者たちの詳細な調査で知られており、吸蜜植物としても…
モウセンゴケに捕らえられたカラフトルリシジミ 北海道、根室半島の高層湿原ではミズゴケ、ツルコケモモのあるところ、決まって モウセンゴケ Drosera rotundifolia が見られます。 モウセンゴケはウツボカズラ、ムシトリスミレなどとならんで有名な食虫植物…
ワタスゲにストローを伸ばすカラフトルリシジミ 根室半島の高層湿原ではカラフトルリシジミが最も好む吸蜜植物はピンク色のツルコケモモの小さな花です。 しかし、ツルコケモモは地表近くにあり、普通そのうえを種々の草類が覆うので、カメラで接近しにくく…
根室半島のカラフトルリシジミ その弐 2004-7-25(日) 晴れ ここでの撮影は、なかなか難しくなってきたので別のポイントへ移動した。このポイントはやや広い赤エゾマツの樹林のなかで林床が高層湿原風になっている場所だ。 しかし、盛期は過ぎたようでここ…
根室半島のカラフトルリシジミ その壱 2004-7-25(日) 晴れ 朝4時に北見市を出発。友人と3名で根室半島のカラフトルリシジミを撮影に出かけた。私、個人的には蝶も釣りもこんなに朝早く出かけることは決してないのだが友人たちはこれが普通なので眠たいけれ…
根室半島のカラフトルリシジミ Vacciniina optilete daisetsuzana 氷河期からの遺存種とされるカラフトルリシジミは北海道では高山帯 (大雪山山系、日高山脈、天塩岳、武利岳、西別岳、斜里岳、武佐岳、知床山系 など ) や 根室半島、野付半島などの低地高層…
ゴマシジミの触角ダラリ行動とキタベニヒカゲの撮影。 20XX-8-10 (月) 曇り 26度C AM 10:00 自宅から1時間ほどの近郊の渓流に釣りに向かった。 この時期、ヤナギランがきれい。昔、シベリア鉄道でバイカル湖へいった時、ヤナギランの大群落がどこまでも続…
手乗りキベリタテハ 2021-8-8(日) 晴れ 35℃ 猛暑 この日、帰宅してキベリタテハを整理していると三角紙から飛び出したキベリタテハが、私の手に乗って色々なポーズをとってくれたので、せっせと撮影しました。 ながいことチョウをやっていますが今年のよう…
2021年夏、キベリタテハ大発生。 2021-8-6(金) 晴れ 猛暑 34~36℃ この日は文字通り猛暑。 おおかたのチョウたちも、あまりの暑さにひきこもってしまったのか姿がない。 ただ、キベリタテハだけは、おびただしい数が見られた。 異常に暑いせいか、活性が高…
猛暑の日々、キベリタテハ鬼採り 2021-8-8(日)晴れ 35℃ この日、オショロコマ探しに入った山奥の林道は、約11Km にわたって キベリタテハが大発生していました。 いたるところキベリタテハだらけ。しかし猛暑のせいか超敏感で撮影など、とても無理。 そこ…
コムラサキ♂翅表のギラギラ幻光、構造色を撮りたい 2020年8月上旬、例年通り北見市界隈の林道には多数のコムラサキがみられた。 目につくのは全て♂で小型の獣糞、湿った地面、その他に群がっていることが多い。 普通は撮影しようと接近すると敏感にそれを察…
美しい昼飛性蛾、ホシシャク。 Orthostixinae ホシシャク亜科 Naxa seriaria Motschulsky, 1866 ホシシャク 2021-7-19 快晴。午前8時15分頃。気温25℃。 北海道北見市内の我が家の家庭菜園のサヤインゲンの葉裏に止まっているのを偶然発見し撮影。 ときどきヒ…