北見市郊外の林間草原にマルガリータが広い群落を作っていた。
この白い美しい花は実は明治のころ日本に入ってきたまさに外来種。この花に外来種筆頭格のカラフトセセリ♂がきていた。


マルガリータは北海道では道路沿いにいたるところに大繁殖し、林間の空き地ができればたちまちそこを埋め尽くして咲き誇る。


林道や登山路沿い、景勝地の遊歩道沿いなど、何故か自然豊かな場所を好んで繁殖し、私の目からは北海道本来の自然には、まったくなじまない光景に見える。


コウリンタンポポ、セイタカアワダチソウと同様に、在来植物をおびやかす恐るべき外来植物であることは間違いないとおもう。



しかし、他の外来植物たちと同様で、吸蜜植物としてはとてもすぐれているようで、実に多くの蝶がやってくる。
また、多くの蝶がこの花に吸蜜する姿は一見とても Photogenic で インスタ映えすることこのうえない。
そんなわけで、いつも複雑な気持ちでマルガリータにくる蝶を撮影しているのです。
カノコソウにきたコチャバネセセリ。


北海道では1化で外縁毛が白一色なのに注目して下さい。本州では2化〜3化が発生し、これらは外縁毛が白黒まだらになります。

コチャバネセセリも、蜜量が少ない在来種カノコソウよりも、実は外来種マルガリータのほうが好きなようです。

しかしエゾスジグロチョウは何故かマルガリータに吸蜜することはありません。ストローの構造になにか理由があるのでしょうか。クサフジに吸蜜中。



クロヒカゲも決してマルガリータにくることはありません。


ヒメシジミ♀の異常型を発見、なんとか撮影しようとしましたがひたすら飛び回って撮影できず、仕方なくネットして手のひら写真になりました。

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